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やまだアグリ稲作、連作障害でない理由

更新日:2023年2月23日


連作障害とは、同じ場所に同じ作物を連続で栽培することにより、生育が悪くなり、収穫量が減ったり、病害虫が発生したりすることを指します。


なぜ、連作障害が発生するのか、具体的に見ていきましょう。


作物を栽培すると、土中にあるその作物が好む養分が使われます。そうすると、その養分はなくなりつつあります。


また、その作物を好む病原菌が土中に増えてきます。そのため、土中の養分バランスも悪くなっていきます。そしてそして、翌年も同じ作物を植えるとさらにその傾向が進み、作物が育ちにくくなるんです😑


それゆえに、連作障害を防ぐために畑では「輪作」という、毎年作る作物を変えることをして対応しています。輪作をすることによって、その作物を好む病原菌が土中に増えたり、元々いた菌たちが少なくならず済んだりします。


輪作、筆者は好きです。確かに、手間暇はかかります。しかし、1つの作物しか入れないと、この土壌には1種類の浸出液しか得ることができません。そのため、多くの菌たちを土壌の中に入れて、畑にいる土壌微生物たちを活発に動かしたいんです!微生物が活発に動くと、畑にはいいことしかありません。


しかし、連作障害が稲作では起きない。

なぜだろうか。。。

結論から言いますと、「水を張っているから」です。河川や用水から田んぼに流れ込む水に含まれる養分(山の落ち葉や窒素・リン酸等)を利用できます。そして、水を入れる事で毎年多くの養分が田んぼに補給されることになります。実によくできたメカニズムだと僕は感じています。


かといって、輪作してはいけないことではありません。また、水田で稲作りをやめ、畑に変えて野菜を栽培する人も当然います。


どんな風に栽培していくか否かは、栽培者次第ですね!

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