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農業の大事さは現場か経営か

さて、もう1月も折り返しです。正月休みの感覚も抜けたところで、今回はゴリゴリに農業の話をしてみたいと思います。本日のテーマは、「卵が先か鶏が先か」っぽい議題である「農業の大事さは現場か経営か」という話です。

これはもう言わずとも、どちらも重要なのは間違いありません。現場がなければ農業という仕事そのものが成立しませんし、経営面が疎かであれば、お金が回らず持続可能性が失われます。どちらかが欠けても成り立たないため、「どっちが大事か」という問いには明確な答えはないと僕は思っています。それでも、この対立やジレンマは農業だけでなく、漁業や林業といった他の第一次産業でも少なからず存在するのではないかなと。この矛盾が、第一次産業が産業としてなかなか発展しにくい理由の一つかもしれません。


現場と経営のどちらが重要かを考えるとき、つい感情論が混ざりがちです。例えば、現場の人が汗水垂らして炎天下で作業している間に、社長が涼しいオフィスでクーラーをつけているとなると、「不公平だ!」と感じる人もいるかもしれません。特に、現場の労働者にとっては、そう感じる瞬間が少なからずあると思います。でも、これって僕は仕方がないことだと思うんですよね。それぞれの役割や責任が違うだけで、どちらも不可欠な仕事を担っているわけです。


社長という立場は肩書きだけで実は結構ツライものだと思います。周囲からは「楽してる」「現場の苦労を知らない」と思われがちですが、実際には会社全体の責任を背負っています。例えば、経営判断を誤った場合、その責任を負うのは社長です。また、資金繰りや将来の戦略、従業員の雇用を守るというプレッシャーも常につきまといます。社長という肩書きには自由度もありますが、その分リスクも大きいのです。そして何より、失敗した時の矢面に立たなければならないのも社長の宿命です。ある意味、現場とは異なる種類のストレスと戦っていると言えるかもです。まあ自分の意思で物事を決めれるのも良さなんですけどね!笑


ここまで偉そうに語っておいてなんですが、僕自身、実は就職したことがありません(笑)。そのため、こうした話は友人や知人から聞きます。話を聞くたびに「そうなのか、そんなときもあるさ」と返しつつ、最後はいつも「農業面白いよ」で締めています。実際、作物を見ていると、会社の人間関係なんてちっぽけな問題に思えるかもです。作物たち、我儘です。水が足りないと文句を言い、日照りが続けば元気を失い、雑草が多ければ埋もれてしまう。ある意味、人間よりも扱いが難しい「上司」です(笑)これまた人それぞれの感覚ですが。


こう考えると、みんながそれぞれ自分の責任を取る「経営者」になればいいのでは、と思うこともあります。国民全員が社長になる「全員社長計画」です。自分の判断で生き、自分の責任を全うする。そうすれば、会社や他人に文句を言うことも少なくなるのではないでしょうか。ある意味で、究極の民主国家が実現するかもしれませんね。


最後に、今や世代交代です。おそらくどこも四苦八苦すると思います。俺もう引退するわーと言って、他の人材がすぐ入社してくるわけではないです。そこで人集めにも苦労するんですよね〜もちろん経営方針とかも大なり小なり変わります。とにかくなんかいろいろ変わるんです。どうなるかわからないので楽しいんだな〜楽しみましょ!世代交代についてのコラムも書いてみます。


今年もやります!冬の都市農村交流です。メインは三関セリ収穫体験です。それと意外と知られていないかもですが、「福神漬け」って秋田県湯沢市発祥の地なんです。福神漬けの作る体験も行います。詳しくはnoteに書いてますので是非!見て欲しいです。また、是非拡散もして欲しいです。

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