米の歴史と品種改良のスゴさ
後輩が持って来た「農林48号」のおにぎりが想像以上に美味しくて、米の歴史と系統図について復習しました!↓農林48号
やっぱり面白いですね。農林48号は、愛知県の農業試験場にて農林8号と陸羽132号を交配して誕生しました。僕、品種改良が行われた理由として「マズくて作りにくいから」だと思ってたんです。だから、後輩が持って来た「農林48号」のおにぎりが想像以上に美味しいことに驚きを隠せなかったんです。品種改良される1番の理由として「作りやすさ」ですよね!作れなかったら元も子もないです。高い収穫量や病害虫への耐性がある品種を作るためですね。決して「マズイ」からではないんです。
そんなお米ですが、お米の歴史は約1万年前、中国の長江流域で始まります。この地域で野生種の稲が栽培化され、やがてアジア全域に広がりました。日本に伝わったのは、紀元前300年頃とされています。弥生時代に入ると、水田農業が始まり、お米の栽培が本格化しました。そんな日本では、お米は単なる食料以上の意味を持ち、神事や祭りなどの文化的、宗教的な要素と深く結びついています。時代が進むにつれて、さまざまな地域で独自の品種が育てられるようになり、日本独自のお米文化が形成された感じがします。そして近代に入ると、品種改良が進み、より収穫量が多く、病害虫に強い品種が開発されました。特に、1956年に誕生した「コシヒカリ」は、その優れた食味で日本全国に広まり、現在も最も人気のある品種の一つです。
そうすると、「遺伝子組み換え反対や品種改良なんて、、、」と否定的な意見も出てくると思います。しかし、僕は全く否定的ではありません。そもそも遺伝子組み換えって自然界でも起きるんですね。それを自然界ではなく人工的にやったのが遺伝子組み換えです。自然界のメカニズムを人口的に作ったということです。
めちゃめちゃすごくないですか!?
僕は感動です。
「突然変異」というのが、遺伝子組み換えのきっかけになります。これは、自然界で広く起こる現象であり、長い進化の過程で多くの生物種が形成される基礎となっています。生物のDNAに自然に起こるランダムな変化です。遺伝子組み換え技術は、この自然のプロセスを科学的に利用し、より効率的に、特定の目的に合わせた生物の特性を開発する手段として活用されているのです。例えば、ある特定の病気に対する耐性や、栄養価の向上などの特性です。お米でしたら、「ゆうだい21」や「ミルキークイン」が突然変異の例ですね!
詳しくは、URL見てみてください。
世界は、品種改良の恩恵を想像以上に受けています。もし、技術が進化しなかったら多くの人は「まだ農民」だと思います。なぜなら、圧倒的な食料増産ができないからですね。歴史を学ぶことで、今起きてることの素晴らしさや愚策さがわかるかなと個人的に思います。
そうそう、1956年に誕生した「コシヒカリ」あるじゃないですか。主に秋田県で栽培されている「秋田こまち」の親でもあります!
↓秋田こまち(穂が垂れてきています)
他には、「ひとめぼれ、ななつぼし、はえぬき等」があります。ななつぼしとはえぬきについては、コシヒカリからすると孫です。そして、家系図を見ますと、明治時代に作られていた「亀の尾」と「旭」がルーツとなり生まれていることがわかります。作ってみたい。歴史館で亀の尾は見たことありますが、長いです。倒伏しやすいんですね!おそらく作りにくいと思います。僕の予想ですが、肥料を与えすぎちゃうと倒れるような気がします。亀の尾が作られた時代には、化学肥料はないですからね!稲たちがびっくりしちゃうかもです笑
例えばですが、「亀の尾、旭、コシヒカリ、秋田こまち、ななつぼし」を作りセット販売して「米の歴史」と名付けでも面白そうですね!外国人にウケそうだなああ
これとは逆に、古代米という品種改良してないものもあります。「もち米」の原種である「赤もち米」や「黒もち米」などがあります。これらは特定の地域で古くから栽培されてきた品種です。僕めっちゃ気になってるんです!理由は、京都にある向井酒造さんが造っている伊根満開という日本酒です。察しがいい人はお気付きかもですが、古代米で作った日本酒です。これが、古代米にそそっている理由です。すごい日本語のような気がしますが、気にしません!笑
ですので、飲むしかない!しかし、なかなか手に入らないんだよなあ〜笑
だって、美食家なら誰もが名を知るようなレストランに提供してるもんな〜デンマークの伝説的レストラン「noma(ノーマ)」やオーストラリアで最も多くの受賞歴を持ち、国内外のセレブ御用達、シドニーで最も予約が難しいレストランと言われる「Quay(キー)」
あ、そのレストランに行けばいいのか!
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