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「マイコス菌」が拡がると

更新日:2023年9月18日

筆者、どんなYouTubeがあるかなーって1日1回はチェックするんですね。そしたら、http://youtu.be/sz8Zs6sYqecが流れて来ました。「もう代掻きも田植えも、水回りもいらない! 水入れなしの稲作 マイコス米の実証実験、結果報告します」米作りをしていましたら、興味がそそるタイトルです!ですが、筆者はまだ見てないです笑

あれ、筆者の自己紹介ってしたことありましたっけ?簡単にします!

「東京農業大学4年、本厚木のとある農場で有機栽培してます笑」


ってことで、米作りをしたことがなく、本厚木で野菜ばかり作っている人が、独断と偏見で考えた可能性です。


まず、「マイコス菌」とは、菌根菌のことです。正確には、「アーバスキュラー菌根菌」です。菌根菌の一種です。めちゃめちゃ極端に言っちゃいますが、多くの陸上植物はアーバスキュラー菌根菌を頼らずして十分なリン酸を吸収することが不可能です!つまり、菌根菌の注目すべきことは、「植物へのリン酸供給」です。しかし、そんなにも関わらず、植物の生長に不可欠な窒素リン酸カリウム(NPK)の三要素の中で、最も吸収しにくいのがリン酸なんですよね〜松崎克彦『アーパスキュラー菌根菌とその利用』(農業および園芸第 84巻 第 1号 、2009年)によると、“リン酸は土壌粒子に吸着されやすく、土壌中での移動速度も遅い’’と記載されています。そのため、植物は根毛のある範囲のリン酸しか吸収することができません。それゆえに、最も吸収しにくいと言われています。

マイコス米の写真↑

では、リン酸の役割ってなんなのよ。って質問が来ると思います。


リン酸は植物の成長と発育に不可欠な栄養素の1つです。特に、エネルギー変換として知られるATP(アデノシン三リン酸)の構成成分として、植物細胞内でエネルギーの蓄積と輸送に重要な役割を果たします。このエネルギーは、植物が光合成を行い、成長するために必要です。また、植物の根、茎、葉、そして最終的には実を形成するためにも必要です。特に、種子の発芽と若い植物の成長段階でのリン酸の需要は高く、不足すると成長が阻害される可能性があります。リン酸が豊富に供給されると、作物はより多くの実をつけ、その質も向上します。

さらにさらに、リン酸は植物の病気やストレスに対する耐性を高める効果もあります。これは、リン酸が植物の免疫システムを強化し、病原体からの保護を提供するためです。


まぁ、こんな感じです。


やっと本題のような感じがしますね笑

「もう代掻きも田植えも水回りもいらない」となれば、明らかな生産コストダウンです。

また、大量生産してコストダウンさせることも可能です。そうするとですね、輸出にも繋がると考えてます。最近、米の輸出大国であるインドが輸出停止しましたよね。しかも、円安です。そのため、一気に輸出のチャンスが広がったとも感じます。そのため、大量生産とコスト削減が成功すれば、日本の米は国際市場で競争力を持つ可能性が高まるかなと。さらに、品質の高い日本の米が世界中で受け入れられれば、ブランド価値も上がるとも勝手ながらに思ってます。


コスト削減ができると、「中山間地域の農業」も経営可能ではないかとも希望が見えてくると思います。しかし、僕は赤字になることに1票です。悪循環の中山間地域の田んぼは、自然に返しちゃえ!ってなります。そんな中山間地域での稲作は、現在、「米の質」で勝負しているところが多いです。このことについては、全く否定はしません。しかし、僕ならこんなことを思い付きました。

「農作物収穫版アドベンチャーレース」です!アドベンチャーレースばりには、キツくありません笑

現実的かどうかはさて置き、季節が重なる作物を何種類か育てます。限定何名で、「10分間収穫始め!」みたいな感じでスタートてす。終了後、余ってる農作物は、BBQなどに使用したり第2陣に取っておいたりするのがいいかなと考えてます。そのときに、「バギーに乗りたいなー」と思い、名前を「農作物収穫版アドベンチャーレース」しました笑

まぁ、収穫体験って感じですね。究極の形は、参加者が様々な作物を収穫しながらレースをするという形にしたいですね。それならば、観光と農業、スポーツが一体となった新しいビジネスモデルが生まれるかもしれません。他には、田んぼの畦道などでBBQもやりたいです。畑のど真ん中にバカでかいテーブル置いて、シェフ呼んでご飯を食べるもいいですよね!


「マイコス菌が拡がると」生産コストダウンがより可能になり、別のところにお金が使えるんじゃないかなと僕は感じました。

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